お嬢様、パーティーでございます

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囮「まぁ、トットちゃんの冗談はおいといて……」 冗談ではありませんが? 囮「無駄に戦闘力を見せたら裏の人間にバレるかもしれないから…」 小声で忠告なさる囮様 確かにそうですね 囮「君は有名なんだ、十年名前を聞かなかったから腕が鈍ってるなんて勘違いした馬鹿が襲いに来るかもしれない、トットちゃんだけならいいさ、でも……巻き込めないだろ?」 ………そうですね 暗殺者であったことを後悔したことはありませんが、もしもそのせいでお嬢様が危険に晒されたら… トト「指揮は……ガリアに任せろ、私は戦争に参加できない……」 アイラス「兄上!?」 トト「私が、大勢に注目されるわけにはいかない、囮もだ」 ミリア「……あんた馬鹿ね?そんなもの、姿を隠してやればいいじゃない」 ……怪しいでしょう? ローブを着て、顔を隠した人間に従いますか? 囮「名案だ!ようは俺達だとわからなくすればいいんだろ?魔力遮断して、髪色変えて……トットちゃんは執事になってから身のこなしが優雅だし、問題ない!」 はぁ… 最終手段として、下僕を敵側にぶん投げてしまえばいいでしょう 万単位なら一瞬で毒殺できますからね はぁ… 戦争になる予感がします…
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