お嬢様、戦争でございます

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パーティーから数日 旦那様は戦争回避のために毎日忙しくされているようです 乱入者達を締め上げた結果、やはり黒幕は共和国 回避は難しいと考えていいでしょう しかし、忙しくされているのは旦那様とマイクのみ お嬢様は毎日学園へ行き、私も同行いたします ただ、パーティーに参加されていた方も生徒様の中にはいらっしゃるため、露骨に媚びを売ってはきませんが、態度は大分変わりました サラ様からは邪心のない祝福の言葉をいただきましたが、それからお嬢様が何やら物思いにふけられることが多くなりました さて、何をお考えなのでしょうか? 態度に変わりはないので心配はいらないと思いますが… そういえば……そろそろ聖夜祭がありますね 囮様はクリスマスと仰っていましたが 冬だというのに開戦しそうな状況ですから……被らなければいいですねぇ 私、聖夜祭に出されるお嬢様特製のケーキを一番楽しみにしているのですから 開戦したら直ぐ様終わらせて差し上げますよ ミリア「トト、今年のケーキは何がいいかしら?」 下校中、寒さに耐えながらお嬢様が相談してくださりました トト「そうですね……最近旦那様がお忙しいようですし、旦那様がお好きなカボチャのタルトは如何です?」 ミリア「それはいいわね、でもそれだけじゃ物足りないから、チョコレートケーキも作りましょう」 大好きです!チョコレートケーキ!! 楽しみですね!! 「伝令ぃぃ!!伝令ぃっ!!国境の砦付近に軍勢あり!旗印は共和国!!」 ……城の関所辺りから、何やら聞こえてきましたね
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