お嬢様、戦争でございます

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方針も決まったことですし、私達は移動します 国王は城で留守番です 第一王子様は一言も話しませんが、どうやらついて来るようです 既に兵の五万は国境の砦に向かっており、私達と騎士団は砦に直接繋がる巨大魔法陣で転移しました 私は旦那様に一言つげ、城壁の上から共和国軍を見ます 確かに十万は居ます 王都に常駐している兵士はだいたい六万程度、王都の守護に一万と、帝の半数、面倒なので勇者を置いています 槙様はご自分から志願されました 王国は広いので、全体を見れば戦力は共和国以上ですが、緊急時に直ぐ様動かせる兵の数はあまり多くありません 各地に常駐の兵士団を置いているからですね アイラス「兄上!」 トト「アイラス様……如何しました?」 アイラス「いえ、あの……兄上は大丈夫ですよね?」 ……本当にこの方は トト「可愛い弟を悲しませるようなことはしたくありませんから、大丈夫です」 思わず頭を撫でてしまいました アイラス「……えへ、昔は良く兄上に撫でてもらいました!」 三歳前後のことを良く覚えていますね… トト「大丈夫………貴方は見ているだけでいい……ですが、私が怖いと思ったら言いなさい」 アイラス「私は兄上が怖いと思ったことはありません、大丈夫です」 だと良いのですが
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