お嬢様、戦争でございます

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城壁の上からおりて、旦那様方の元へ向かいます 広場のような場所に兵が並び、その前の壇上には第一王子様と旦那様、槙様、帝の半数、囮様が立っておりました ガリア「二人とも上に上がってこい、ローブ外せよ?」 なんですと!? ショックを受けながら壇上へと上がります ガリア「俺達は終わった、二人からも何か言葉を」 アイラス「えーと、私は帝国第一皇子のアイラスです、我が帝国と王国の絆に難癖をつける敵を追い返してやりましょう!」 「「「「オォォォッ!!」」」」 暑苦しいですねぇ… 私はローブを脱いでアイラス様と変わります ガリア「おまっ!何で執事服なんだ!」 トト「私執事でございますから」 勿論、これで戦うつもりです トト「では皆様、私はボルト家ご息女ミリア様の専属執事兼帝国第三皇子をしておりますトトでございます」 ニコリと笑って一礼します トト「私は、お嬢様の居る王国に害をなすものは全て始末いたします………なので皆様の出番はございません」 「「「「はっ!?」」」」 トト「私は皆様の誰よりも強く、誰よりも沢山殺します、あなた方が一人殺すうちに私は五人を殺し、あなた方が敵将を目指すうちに私は敵将を討ち取ります」 おや、何やら皆様イライラしていらっしゃるようで… 「ふざけるな!俺達は兵士だ!国のために戦う!執事なんかに負けるわけない!」 皆様声を揃えて同じようなことを叫びます トト「共和国軍十万……私とあなた方、どちらがより多く殺せるか………結果を楽しみにしております」 「「「「殺ったるわぁぁぁぁぁぁっ!!」」」」 流石旦那様の部下、のせやすい方々でございます
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