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ミリア「……おはようトト」
トト「お着替えをご用意致しますのでお顔を洗ってきては?」
ミリア「いってくるわ」
毎朝のことですから、お嬢様も特に咎めはいたしません
何より、揺すっても叫んでも起きず、旦那様も奥様もこれが一番の起こし方だと理解してくださっております
さて、お嬢様はこのあと朝食のお時間まで魔法の訓練をして、朝食後は学園のほうに登校致します
学園では上位貴族には安全のために護衛を一人同行させることのできる制度がございます
私は少々腕に自信がありますので、お嬢様の護衛として学園へ同行致します
ミリア「トト」
トト「はいお嬢様」
お嬢様が戻られたので、私は訓練のための動きやすい服を渡します
お嬢様もお年頃でございますから、私に着替えを手伝わせることもなく、私はお嬢様の準備が出来るまで部屋の外で待機します
あぁ、ご自分の寝相が最悪なことをお嬢様はお知りにならないのです
今更恥も何もないほどお嬢様のあられもない格好を見てきましたが、お嬢様の名誉のために黙っていましょう
まぁ、お嬢様みたいな小娘は私の守備範囲外でありますから、裸を見ようが何とも思いませんよ
それに、私は執事ですから
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