お嬢様、おはようございます

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お嬢様の準備が整い、私達は庭へやって参りました 訓練室がございますが、朝は庭で訓練するのがお嬢様のお気に入りです ミリア「んー清々しいわね、コントロールも上手くいきそうだわ」 そう言って、お嬢様は魔力球を出して魔力コントロールの訓練を始めます 私はと言いますと トト「清々しい空気で魔力コントロールが上手くいくなんて、お嬢様は本当にお馬鹿でいらっしゃいますね、そんなことあるわけないじゃありませんか」 お嬢様の気を散らす役目を仰せつかっております お嬢様曰く、どんな状況でも冷静に魔力を扱えるようになる訓練………だそうです 浅はかですね、お嬢様 ミリア「…………」 トト「おや?お怒りですかお嬢様?魔力球が乱れておりますよ?あの程度の戯れ言で心を乱すとは、まだまだお嬢様は未熟でございます」 さらに魔力球が乱れて、遂には霧散してしまいました ミリア「トトォォッ!!確かに私は気を散らせと言ったけど!!貶せとは言ってないわっ!主人に向かって失礼でしょ!」 トト「それは申し訳ありません、私正直者でございますので………しかし、上位貴族として、あの程度の言葉を受け流せなくてどうします!」 ミリア「うっ……でも!そんな真っ向から馬鹿とか言われないもん!」 ほう? トト「回りくどくネチネチやられるのが良いと?勘弁してくださいお嬢様、私そのような趣味はございません」 ミリア「ちがっ!ネチネチとか嫌だわっ!真っ向からのほうがまだ良いわよ!!」 トト「なら遠慮なく真っ向からいかせていただきます」 ミリア「……………あれ?」 本当に、お嬢様は可愛らしゅうございます
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