お嬢様、試験でございます

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囮「とりあえず、ボルト家の使用人がハンパないことはわかったよ」 トト「そうか?」 まぁ、確かに城などで見る使用人達は凄く弱そうですが… 使用人たるもの、何事も完璧でなければ主に申し訳ありませんからね 囮「何でボルト家の使用人は強さを求めちゃったんだろ?」 トト「強さというより、洗練された動きを追究していたら強くなったというほうが正しいな、逆説的に強くなれば動きが洗練されるから皆鍛えるんだ」 使用人にとって強さは優雅に動けるかの指標です 囮「………謎だけが増えていくよ」 どこか疲れた表情の囮様 特に騒ぐことなく宿に戻れました そして、夜にはマイクに試験についての注意事項を説明され、特に緊張もなく、次の日の朝………試験当日を迎えました 囮「そういえば、試験のために一週間休むって言ってたけど、試験ってそんなに時間がかかるの?」 マイク「場合によりけりですね、試験内容によっては時間がかかりますので」 トト「そうですね、ボルト家使用人は受ければストレート合格ですから、難易度を上げてくるかもしれません」 なにしろ、特級ランク設立のきっかけになった私が試験を受けますからね やりごたえのある試験だと良いのですが…
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