27497人が本棚に入れています
本棚に追加
お食事を終えたお嬢様は、制服に着替えていざ学園へ
学園には寮もありますが、ボルト家の屋敷は学園から歩いて五分程度の場所にありますから
寮費が無駄でしかないと、ご自宅から通っておられます
たとえ歩いて五分程度でも、他のご令嬢方は馬車をお使いになりますが、うちのお嬢様はそんな軟弱な方ではありませんし
道中は私が気を配っていますので襲撃にあうこともありませんから、徒歩で登校致しております
道すがら、徒歩通学の生徒に挨拶をされ、それを返しつつお嬢様は学園へと到着致しました
私の属性は影、闇、毒、幻ですから、索敵にはとても便利です
ついでに暗殺にも便利でございます
お嬢様の教室である一年Sクラスは優秀な生徒や上位貴族の集まるクラス
生徒もその護衛もプライドだけは高くて、私苦手でございます
お嬢様も苦手なようですが、そこは上位貴族として当たり障りなく接しておられるようです
さすがお嬢様、猫かぶりは完璧でございます
私は護衛となっておりますが、いつものように執事として燕尾服に身を包み、少し浮いていますが……
強いんだぜ!!アピールが過ぎる格好をしている他の護衛よりはマシだと自負しております
最初のコメントを投稿しよう!