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「おはようミリアちゃん!」
ミリア「おはようサラ」
教室で最初にお嬢様へ挨拶したのはお嬢様のご学友であるサラ様
サラ様は平民ではありますが、身体能力、魔力ともに秀でているお方です
ただ……ピンク色の髪をツインテールにして、青く大きな瞳でニコニコと笑顔で、身長が少し低めなものですから
初対面ではただの馬鹿ガキに見えてしまうのが残念なお方でもあります
サラ「おはようトトさん!」
トト「おはようございますサラ様」
執事である私にも挨拶をくださる優しいお方なのに………誠に残念でなりません
ミリア「今日は楽しみね、サラ」
サラ「うん!魔武器作成と使い魔召喚だもんね!」
魔武器とは、魔石を用いて作る自分専用の武器
使い魔とは、契約のもとに助け合う一生のパートナーでございます
サラ「ねぇ、トトさんって魔武器と使い魔は?」
ミリア「トトの魔武器は知ってるけど、使い魔は見たことないわね…」
それはそうでしょう
トト「私の使い魔はおいそれと呼び出していいかたではありませんので」
そうお嬢様方へ言ったあと、担任であるナキ様が教室へといらっしゃいましたので、護衛として教室後ろの壁側に移動します
因みにナキ様は王国の帝であり、正体を知られてはおりませんので、学園の守護を任命されている身だしなみの出来ないズボラな二十代男性でございます
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