お嬢様、おはようございます

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ナキ「はよーっす!早速だがボルト頼む」 ミリア「仕方ないですわね、トト」 トト「お任せくださいお嬢様」 ズボラなこの男は身だしなみについて教頭にネチネチ嫌味を言われるそうで…… そこで、お嬢様の護衛であり執事でもある私の出番なのでございます シュパッ! 私の手にかかれば髪を整え、髭を綺麗に剃り、くたびれたワイシャツをピシリとシワなくのばし、ネクタイを結ぶ程度のことは一瞬で済ますことの出来る雑事でございます ミリア「完璧よトト」 トト「勿体なきお言葉」 ナキ「いつも悪いな!」 そう思うのでしたら、自分でされたらいかがです? あと、せっかく整えた髪をぐしゃぐしゃにしないでいただきたい トト「執事たるもの、お嬢様の担任であるかたの身だしなみにも気を配る、当然のことにございます」 そのうち家に忍び込んで全てのワイシャツにアイロンをかけてやろうかと思っております 侵入されたというのに、ワイシャツがアイロンされているだけという不思議現象に悩むとよいのです ナキ「んじゃ今日は使い魔召喚と魔武器作成すっから、第一訓練室に集合な~」 本日の予定を告げ、ナキ様は教室から出ていかれました ミリア「サラ、行きましょ」 サラ「うん!」 私達も移動します 上手く隠しておいでですが、お嬢様は楽しみで仕方がないご様子 ガキっぽくて可愛いですよ、お嬢様
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