No.1
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干からびた大地があった。 見渡す限り水気はない。 そこはもう砂漠と言っても 差し支えなかった。 天から降り注ぐ熱を 吸収する余裕は大地にはなく、 結局反射されて 宙を漂う事になる。 そんな中を とぼとぼと歩く人影があった。
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