偽りの楽園

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「え??」 ダラダラと一日を過ごしていた時だった。 ギルドの奥で朝食を食べ終わった時新しくもらったリンクパールにメッセージが届いた。 [譲司さんへ 依頼があります 内容はある場所の調査です 山奥に変な洞窟ができてから山の様子がおかしいのです お金は支払えませんが…何か一つ言うことを聞きます 山は私達の大切な場所なんですお願いします エステルより] 「ふーむ…エステルさん久しぶりに連絡あったなと思ったらこれかぁ…」 「どうした譲司?」 「あぁシン実はな――って訳だ」 「なるほど…あそこには何度か行ったがいい場所だったな…」 何故か伝わる小説の掟。 シンは少し考え込んだあと口を開く。 「行ってみたらどうだ? 私も久しぶりに観光に洒落込みたい ただの調査なんだ観光気分で行こうw」 「観光かwいいなw海斗も呼ぼうw」 しっかりとフラグを構築した二人。 シンさんが準レギュラー化しはじめている気がする。 「いいね!観光!」 海斗は二つ返事でOKした。 海斗自身はまだ行ったことがなかったのでテンションはうなぎ登りだ。 「そうと決まればOKの返事を送ろう」 譲司はエステルにOKの返信をするとすぐに連絡が入ってきた。 今度は普通に通話で
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