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『譲司さん!?ギルマスまで!?』
「うん」
『ほ、報酬はないに等しいんですよ?』
「泊めてくれればいいって」
観光気分なので報酬なんて気にしない。
『わかりましたすぐにお部屋を用意します
あと…報酬は…』
「んー…ま、いらね」
山の幸を味わえれば満足でございます。
シンも海斗も山の幸を楽しみにしてるからな。
『ひ、一つ言うことを聞くだけですが何でも言ってくれれば――』
「特に欲しいものないし…大丈夫だって」
『――そうです…か』
「まあ明日にでも行くから」
『はいそれでは』
ピピッ
「……山の幸だぁ!!」
「観光だ!!」
「タダで衣食住揃うぜ!!」
三人は遠足気分で準備をはじめた。
「リュックサックよし!
その他荷物よし!!」
キャンプ気分で荷物をリュックサックに詰め込むシン。
これがギルマスなんです。
「バナナはおやつに入るのかな?」
くだらないことに頭を使う海斗。
結局、バナナはおやつには入らないからとその場で食べたらしい。
「ふむ…Akは衣服にはいるな」
そして、物騒な物を衣服と分類する譲司。
殺る気満々である。
こうして夜は更けていった。
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