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コウ「まあそんなことはどうでもいいんだ」
シオン「どうでもいいの!?」
驚き過ぎだろ
コウ「その街がここから一番近いのか?」
シオン「え?うん、一番近いしー、一番大きな街だよー?」
まじか…よし
コウ「その街はここからどの方向なんだ?」
シオン「えーと、ボクが来た方向だからー、こっちだね」
女の子は指を指して言う
俺が進んでた方向と180度違う方向を指差して
コウ「orz」
シオン「えぇ!?何で落ち込むの!?」
そりゃ落ち込むよ。目的地の方向と進んでる方向が真逆なんだもの
シオン「えーと、街に行きたいのー?もしそうなら案内するけどー?」
コウ「デジマ!?」
シオン「デジマ?」
間違えた
コウ「マジで!?案内してくれるの!?」
シオン「うん、依頼を終わらせるにはキミを連れていかなきゃだしー」
天使だ。性格が。見た目は霊体少女だけど
コウ「ありがとう!あ、自己紹介しないとな。俺はコウ=カミヤ。行き当たりばったりな旅をしてた16歳だ」
さすがに異世界から来たとは言えない
シオン「ボクはシオン=フォールハウト。ギルドの依頼でここに来た16歳だよー」
え
コウ「16!?タメなの!?」
シオン「16に見えないー?」
す、すごい怒りオーラが。
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