Bad-Endは認めない

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世界からの認識。アイリが変えたそれは、かつてアイリがいた世界の神がやったものと同じだ 『アイリが世界から嫌われる』ように、その世界全ての存在から敵視され、迫害されるように、変えた アイリ「これで…私はもう……この世界には、いられない……うっ!」 べチャリ、と赤い液体が落ちる。それはアイリが吐いたものだ 『世界からの認識』なんてものを変えたのだ。代償はとてつもなく大きい。そして、不死を持っていないアイリにそれを防ぐことはできない 自分の命を犠牲にしてまで、世界から嫌われるように仕向けた。『悪役』として死ぬために アイリ「これで…私は助からない……」 たとえ彼女の命が助かったとしても、世界から嫌われた彼女に居場所は無い どう足掻いてもバッドエンド。小鳥遊愛莉という一人の少女の物語は、最悪の結末で幕を閉じる コウは唇から血が流れるほどに噛み締める。だが、コウは何かを思い付いたように、口を開く コウ「お前はもう……神への復讐は諦めてんのか?」 アイリ「……え?」 コウ「お前をこんな目に遭わせたその神に、復讐したいなんて気持ちは本当に無くなったのかよ」 感情の読めない表情で、コウは問う。本当はどうしたいんだ、と
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