Bad-Endは認めない

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アイリ「…………そんなの そんなの…決まってるじゃない!復讐したいよ!あんなやつ、ボコボコにして土下座で謝らせてやりたい!!謝っても許さないけどね!!でも……でも無理だよ!!私にそんな力なんて無い!復讐したって私がこの世界で犯した罪は消えない!!私は、他人を犠牲にしてまで、自分のやりたいことは出来ない!!」 叫ぶ。今まで隠し通してきた本音を、自分が死にかけなのも忘れて吐き出す 血と涙を散らして叫ぶ少女を見たコウは、満足そうに コウ「それだけ聞けりゃ充分だ」 世界がまたも変わる。いや、元に戻る 世界からの認識すら元に戻り、破壊された魔王城も元の形へ。二人の周りは、コウが来た時と同じ玉座の間に そして アイリ「………え?」 アイリの傷も、跡形も無く消え去る。世界を変えた代償のダメージさえも、もとから無かったかのように消える 【始原】(ルートオ〇オリジン)。使用者の主観を元に、世界をもとあった通りに戻す異能 全てを元に戻したコウは、嗤って言う コウ「おもしれぇじゃねえか」 ハッピーエンドを諦めた少女の物語は、バッドエンドでは終わらなかった コウ「バッドエンドは認めない。お前の物語は、俺が無理矢理ハッピーエンドにしてやる」
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