4人が本棚に入れています
本棚に追加
図書室の閉館時間を迎え、利用していた生徒は次々に図書室を後にした。
そして今、図書室にいるのは私と彼だけとなった。
私は今日返却された本を本棚に戻す仕事に取り掛かろうとした。
「今日の分はこれ?」
「はい、そうです」
「それじゃあ自分はこっちをやるから」
そう言うと、彼は本をカートに乗せて本棚へと向かった。
私も自分の分の本をカートに乗せて片付けに向かった。
彼はいつもこうして仕事の手伝いをしてくれる。
それに関してはとても感謝している。
でも嬉しい反面、素直に感謝できない自分もいる。
最初のコメントを投稿しよう!