子犬騒動の巻

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「どっかから入って来たみたいなんです。」 沛「へぇ~。」 脇の下あたりをつかまれプラーンとしてる子犬に、沛公は右手を近付ける 子犬は少しビクつきながらもペロッと沛公の指を舐めた 沛「ははっ!樊カイ俺にも持たせて!」  半ば強引に樊カイの手から子犬を取り上げると、腕を上に伸ばして子犬を掲げる 沛「うわぁ、ちっせぇし軽い~。」 と言いながら、子犬を上に掲げたままクルクルとその場で回り始めた 数回回り、パッと樊カイの方に顔を向け止まり、少々高い声で口を開いた 沛「ねぇユパ様?この子、私が貰ってもいいかしら?」 樊「どこの谷の姫さんですか。」 樊カイの冷たい目と、兵士3人の苦笑いを受けた沛公だが、その目はナ○シカのようにキラキラとしている
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