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王「お茶まだかなぁ~。」
范「そうですね。」
ところ変わって、ここは仕事部屋
バーン!!と扉が開いた
荘「項王様ー!范増さーん!」
部屋に入ってきた項荘の手にはお茶……ではなく、右手に丸まっている紙、左手には鳩を抱えていた
范「遅いぞ項荘!
……って伝書鳩か。誰からだ?」
荘「えっと~……それが沛公さんなんスよね。」
少し困ったように笑って手紙を見せる項荘
范「沛公だと!?」
その名を聞いた途端に、キッ!と睨み付ける范増
王「へぇ~。何だろうね?」
対して項王はニコニコとしている
王「はい、項荘朗読~。」
荘「あ、はい。えーと………。」
『犬飼いませんか?
沛公より』
范「…………はぁ!?何だそのふざけた文書!!」
バンっ!!と机を叩いて立ち上がる
荘「そう書いてあるんッスよ!!それに、まだ続きが!」
范「続きだと?」
『追しん、この前は勝手に帰ってごめんね。』
荘「…って、名前の下の余白に小さく書いてあります。」
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