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あの後、二人の女子に楓のクラスをなんとか聞き出してやっと楓らしき人物を発見したのである。
俺は早速声をかけようとしたが手順をミスっては最悪な事になる。
せっかくボッチから抜け出せそうなのだ。
慎重に行動して損は無いはず…………
なんとなく昔の面影が有る横顔……………………………………………………………うん、あの時の俺はどうにかしてた。
今思うとボッチだったせいで若干感覚が鈍って居たのだろう。もう消えてしまった面影を見ているつもりになり、その横顔に声をかけた。
「久しぶり、楓。元気だったか?」
そして楓は俺の方に顔を向ける。
その時、近くの窓から風が入ってきて楓の綺麗な髪がなびいた。
「………………」
ちゃんと俺を覚えていくれていたのであろう。
楓は目を大きく見開いて、えっ?、みたいな顔している。
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