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そしてそれからの楓との関係は、幼なじみのはずなのに幼なじみとは言い切れない微妙な関係になったのだ。
そして今現在。
「はぁ~」
未だにテレビと俺の間に仁王立ちする楓は黙って右腕をつきだしている。
早く宿題を寄越せと言うことなのだろう。
「それは何のため息なのかしら?」
「自覚が無いのか?」
「無い……………と言えば嘘になるわ」
「………………………」
それって余計に質悪くないか?
「そもそも分からないな。何故楓の様な頭のいいヤツが、平均よりちょっといい頭しか持っていない俺から宿題を借ようなんて思ったんだ?」
「…………………」
え、なに?はい?なぜ?
よくわからないが楓はメチャクチャ驚いた顔をしている。
「あ、あなた…………」
?
「はぁ、まさかソコまで頭悪いとわね……」
マジでこの女なんなんだ…………
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