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そして携帯。
実は携帯は都会に居たときまで持って居なかった。
酷いことに周りの皆は携帯持っているのにも関わらず、家の親は俺に買ってくれなかった。
が、離れた土地で息子が一人で暮らすとなれば話は別らしい。
急に渡された携帯は、俺の中じゃ国宝よりも大切にしたいと思うモノだ。
と、気付けは携帯が光っている。
「ん?」
なんだろう?
実は携帯の電話帳には親への連絡先しかない。
理由は察しろ。
なので画面に表示されている字が一瞬だけ理解出来なかった。
何故かって?
それは…………
画面には柴咲 楓と表示されていたからである。
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