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「冷静さも十分、よしよしww」
「何がです?」
神様?が突然言うから思わず聞き返してしまった。
「いやいや、何でもないよ。それよりアノ感覚は中々エキサイティングだったでしょ?」
「え、はい。というか一生味わいたくないモノですね。」
「そりゃそうだwwあれは[死]の感覚だからねww」
「死の……………」
「そうそう、死の感覚ww」
よくもまぁそんなに軽く言ってくれる。
実際アノ感覚は…………………一言で言うなら異常だった。
強いて言うなら………………………
「自由と言う名の監獄」
そう、アレは自由だった。
「はははww中々上手い事を言うね。そうだね、確かにあれは自由の監獄だね。」
「………………………」
自由、と聞いてそんなに辛いのか?とか思うだろうが、「全て」が自由だったのだ。
「苦しかっただろ?最高の快感、最高の空腹、最高の憎しみ、最高の怒り、最高の喜び、最高のもどかしさ、最高の鬱、最高の感動、最高の悲しみ、最高の痛み、そしてまだまだ存在する沢山の感覚を同時に体感できたことはいい経験だろう。」
そう、自分の中の全ての抑えがなくなり、感覚や感情が全て最高の状態になって一体化するアノ感覚………………………………………………
自分自信の全てが自由に暴走する不快な感覚。
いい経験な訳がない。
最高に最悪な気分だ………
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