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「おぎゃー、おぎゃー」
山の中にたてられたログハウスのようなところから産声が響いていた
ドタドタドタ、バッーン!
「産まれたのか!?俺達の子供が!」
体格のいい男が扉を吹き飛ばすような勢いで部屋へ入ってきた。
「旦那様!お静かにお願いします。奥さまに響いてしまわれます!」
「ふふっ、私は大丈夫よ。それよりあなた?この子を抱いてあげて?」
「おぉ、勿論だともアリス。それより、アリス体調は大丈夫なのか?少し寝た方がいいんじゃないか?」
「そうね、もう少しこの子を見ていたかったけれど…少し眠らせてもらうわ…」
と、言うとすぐに眠りに入ってしまった。どうやら出産で体力を使いきってしまったようだ。
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