第1話
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「よッ!」 勢いよく蹴った。 宙に放物線を描きながら飛んでいく空き缶は、昔見たものと似ていた。夕日を反射して煌めく空き缶は、ゆっくりと飛んでいきゴミ箱に入った。 「上手くいくといいな」 「うん」 「カズも蹴ってみろよ」
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