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部屋に戻り、ドアにもたれボーッと宙を眺めた
真っ暗な部屋の中で浮かぶのは、さっきの出来事
彼氏…居るって、言っちゃったなぁ…
どうにかして私を励ましてくれようと、一生懸命気を遣ってくれていた山神くんの姿を思い出す
彼が悪いわけじゃない
なのに自分が弱いばっかりに………
矛先を、何も知らない山神くんに向けた
次会ったら、ちゃんと謝らなきゃ―――
………あれ?
そういえば………
山神くん…私と同い年って言ってたけど、今…三年生?
っていうか、私『三年生』って言ったっけ?
………何でそんなこと、知ってたんだろ…
崩れるようにベッドに身を投げ色々考えていると、いつの間にか眠りに堕ちてしまっていた
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