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※※※
「ナーオッ!今日という今日は、逃がさねーからな!」
スポーツバックを斜め掛けしたところを狙ったように、宮本が教室に駆け込んでくる
「うおっ!な、何だよ!」
慌てて後ろに飛び退くと、バックが横や後ろの席に当たり、ガタガタと大きな音を立てた
それに驚いたのか、教室に残ってた他の生徒が俺の方を振り返る
ぐるりと周囲を見回し、片手を目の高さに持ってきて『悪い悪い』と謝った
そして一周戻ってきたところで、宮本と目が合う
「げっ!お前のこと、忘れてた!」
「んだよ、それ!」
机を挟んで睨み合いが始まった
「そのバック持ってきてるってことは、ユニやシューズも持ってきてるってことだろ!サッサとグラウンド行くぞ!」
「たまたま、目についた鞄持ってきただけだ」
「んなわけねーだろ!」
「んだよ。お前、俺の部屋見てたわけじゃねーだろ!」
お互い机を挟んで、右へ左へと横跳びする
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