第10章

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「尚輝ぃ~っ!!!アンタ、いつまで寝てんの!?」 バンッという大きな音にビックリして飛び起きると、お袋が弁当箱片手に入ってきた 「もう6時だよ?」 「げっ!マジでっ?!何でもっと早く起こしてくれねーんだよ!」 「何言ってんの!お母さん、アンタのお弁当作ってたんでしょーがっ!目覚まし掛けてんのに、起きてこないアンタが悪いんでしょ!」 飛び起きてジャージを脱いでいると、机の上に弁当箱を置きサッサと部屋から立ち去る 「一応パン焼いたから、食べるんなら食べていきなさいよ~」 階段を降りていく音と共に、少しずつ小さくなっていくお袋の声 「お―――――っ」 『了解』と言うように返事をし、慌てて服に着替えた 机の横に放置しているエナメル素材のバッグを斜め掛けにし、急いで駆け降りる 「おっ、レーズンロールじゃん!」 「食べるより先に、顔ぐらい洗って来なさい!」 テーブルの上に置かれたレーズンロールに手を伸ばそうとした瞬間、カウンターキッチンの向こう側からお袋が顔を覗かせ、牽制を掛けてきた

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