*プロローグ*

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*プロローグ*

私の名前は壱村 刀弥(イチムラ トウヤ)壱村家の長男だ。 「刀弥ーちょっと降りてきてー」 壱村 神来(イチムラ ミコイ)我々の母だ。 「なんだ母さん」 「巫弥が風邪引いたみたいなの」 壱村 巫弥(イチムラ ミヤ)私の妹だ。 「お…お兄様……」 顔が赤くなった巫弥を見つめた 「そ…そんな見つめられたら病状が悪化してしまいそう…です…」 「風邪引いたクセにそんなことよく言えるな。」 「風邪を引いたもなにもお兄様がいるんだもの…恥ずかしで…す…」 ゴホゴホと咳をした。苦しいのが伝わる。 「ったくしょうがないな巫弥は。」 と二階に戻り自分の部屋に入った。自分の仕事の鞄の中を探った。 私は18にして医者の免許もある。 なので仕事の鞄には風邪薬などはいっている。
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