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だから、咲くこともない。
戻ることもない。
だから、世界は、終わったんだ。
僕達は、新しくできた世界に生きる新しい者達。
地球人ではなく宇宙人。
そうなった時点で、もう地球には……
「帰ろっか?」
気付けば、宇宙船は見えなくなっていた。
代わりに見えるのは、僕を頭上から見下ろす彼女の顔だった。
「うんーー」
さてと、そろそろ長ったらしい結果の話や考察はやめにして、僕が、一番伝えたいことを言おうか。
今、僕達は、この月でなんとか生きているわけだけど、僕は、いつか僕達がこの月も食いつぶしてしまうのだと思う。
そうなった時、僕達は、何処に行くこともできない。
そうならない為にも、君達が頑張ってくれることが一番良いんだ。
他人まかせみたいだけど、でもそれが一番の近道なんだ。
だから頑張ってくれ、地球人の皆。
「帰ろうか」
以上。
終わった世界の宇宙人から。
終わりそうな世界の地球人へ。
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