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「………。」
死神は話を聞いて逆さまの姿勢から
壁に垂直に立って腕を組んだ。
そして片目を黒くしていく。
《……心か…
……【殺意】の源で
【生】【死】に同じく
解明しきれていないとなっている存在を
あの男が利用しているのか…
しかし何だ…
あの男からは【殺意】を確かに感じる。
だが、ここにいる人間からも感じる…。
対象のしっかりしていない
歪んだ【殺意】を。
それがゆがみと共に【殺意】を増している。
あの男は一体何が目的だ?》
死神は頭を掻いた。
「まあ、とりあえず他の【殺意】を叶えてくるか!
そして…。
二日後に銀行前だな…。」
死神は大きく飛んで、
向かいのビルを利用し三角蹴りを繰り返して
一旦日本を出て行った。
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