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《…何よ…
皆、顔なのよ!
私の課題は馬鹿にするのに…
…男子も女子もあの先生は顔で選んでる!
みんなにいい顔をしている!
ううん!
いい顔をしている“ふり”をしている!》
そんなことを思っていると
女性仲間は彼女の横を通っていく。
彼女を見て色々言う。
「…見た…!?」
「相変わらず怖いよね~。」
「知ってる~あの子、本気で
理 教惶のセオリマ教信者なんだって~。」
「きもーい。」
彼女は振り返らずに目だけで女性仲間を追っていた。
そして最後に先生がやってくる。
「…おう、最後まで残って熱心だな!」
彼女はうなずいてだけ返事をする。
すると先生はカバンの中に入っている
セオリマ教の資料を見つける。
「…まったくこんな馬鹿なことをしているんじゃない!
だから成績も悪いんだぞ!
こんなことやめて勉強するんだ!
そしたら自分磨きもできるだろう。」
先生は笑って去っていく。
それを彼女は睨んだ。
《…何も分かっていない!
あなたが…あなたたちが!
許せない!
人の心を踏みにじれるあなたたちは
人として死んでいる!》
彼女はセオリマ教の資料を見る。
「…人として心を磨く!!」
そしてうなずいてまた講習会に行くのだった。
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