526人が本棚に入れています
本棚に追加
「何かあるのかな?」
私と同じことを考えていたのか、光君がポツリと漏らした。
「うーん。いつもとは違うみたいだね」
「京子ちゃんは知ってるのかな?やけに素直に美羽ちゃん呼びに行ったよね」
何が起こるのか想像もできない私を含めた4人。
おばあちゃんが戻ってくる気配がない。
「おはようございます」
先に入って来たのは美羽ちゃん。
きっと昨日も遅くまで仕事だったはずで、まだ睡眠中のようだった
「京子ちゃん、今日なんかあるの?知ってる?」
「うん?なんだろうねぇ。知-らない」
京子ちゃんはニヤリと笑うと、目の前に置かれた漬物をパクッと口に入れた。
その顔と、反応は絶対何かを知ってるはず。
最初のコメントを投稿しよう!