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「おのれ！サルファー！」
ラシアルは悔しそうな表情を見せた後、仲間らしい名前を口にした。
「フフフ・・・お眠りなさい・・・」
サターンのサイレント・ウォールをくぐり抜けた敵がうさぎとちびうさに迫っていた。
「しまった・・・！私のサイレント・ウォールの内側に入って来るなんて・・・！」
気付いたサターンが慌てて解除した。
「眠って私達の戦力となる存在を造り出してもらうわよ！」
「「キャアアアアー！」」
サルファーの手が二人の間近まで迫った時、一輪の赤い薔薇が飛んで来た。
「「タキシード仮面様❤」」
「二人共！変身するんだ！」
「はい！ピンクムーン・クリスタルパワー・メイクアップ！」
「ムーン・エターナル・メイクアップ！」
二人は叫んだが、ブローチが反応しなかった。
「「どうして！？」」
二人は戸惑った。
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