太陽の思い出

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二台の車が一軒の空き家の前に停まった。 「やーっと着いたぁ♪」 「此処だね、私達の新しい家は・・・」 「そうだね・・・この街でも友達を作る事が出来るかな?」 「出来るわよ、きっと!」 車から降りて来たのは男性四人と女性五人の九人だった。 「貴女が探して続けてる大切な人と会えると良いわね、明日香ちゃん!」 「ええ・・・有難う、夢愛ちゃん!」 九人の内の二人、暁明日香と三上夢愛の二人が言った。 「取り敢えず、中で休もうぜ!明日には荷物が届くんだ!忙しくなるんだし!」 「それもそうだね!」 「元々の家からの長旅で凄く疲れたもんな!」 明日香を除く夢愛達八人は家の中に入って行った。 (この街であの人と巡り会う事が出来るかしら・・・) 満天の星が広がる夜空を眺めた後、明日香は目を閉じて遠い遠い日の事を思い出した。
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