太陽の思い出

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「人目がつかない場所を通りませんか?」 「「「「良いけど・・・」」」」 火川神社に向かう途中で明日香の言葉に四人は立ち止まった。 「それじゃあ、早速!」 「えっ・・・?」 隙をついて明日香はうさぎを連れ出した。 「うさぎちゃんが連れてかれた!」 「明日香ちゃんを追い掛けましょ!」 「ええ!見失ったら大変だわ!」 まこと、美奈子、亜美は後を追い掛けたが、思ったよりも明日香の走るスピードが早く、あっという間に見失った。 「「「明日香ちゃんって足が速い・・・💦」」」 三人は走るのを止めて、息を整えた。 「連絡してみましょうか・・・」 通信機を取り出して、誰かに連絡をした。 「どうしたの?」 亜美が掛けた相手は黒猫だった。 『大変よ!うさぎちゃんが・・・!』 彼女はそう前置きし、一連を話した。
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