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始まったのだ。
そう確信させるだけの話を聞いてしまっているし、見てきた。
『この地区もあぁなるんだろうか?』声に出し、頭の中であの地区の光景が思い出される。
今は学者もいない。
街がどうなってしまったのか知る術は一つだけ。
体の中で危険信号が出ている、出ているが確認しなくては。
勇気を振り絞って再び街へと向かう事にした。
いつも見慣れているはずの街が今はどうだろう、人の気配は全くなく街灯だけが煌々とひかっているだけだ。
突然、『ぐわぁ~』と、遠くから叫び声がした。
まさか、最悪の光景が浮かんだが悲鳴の聞こえた方へ走り出した。
そこでみた光景はあまりにも惨たらしくそして最悪なものだった。
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