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風薫る5月の昼下がり、警官はいつも通り職務を執行していた。
「えー、職業は?」
「ショタコンも唸るキラキラ中学生です☆それよりお巡りさん食べ物ないですか?」
「はいふざけないで。その大きな荷物は?」
「生きるため、自分が自分であるための相棒かな(キラーン)」
「ふぅ、もういい。じゃあ何でこの時間にうろついてるの?学校は?」
少年はうつむき反応しない。
「おい、どうした。答えなさい!」
少年は依然反応しない。
「とりあえず交番まできてもらうよ、いいね?」
警官が腕を引っ張ると少年は口を開いた。
「す…すみません、もう俺無理そうです」
バタッ
力無く少年は歩道に倒れた。
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