第1話~みえないモノ~

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風薫る5月の昼下がり、警官はいつも通り職務を執行していた。 「えー、職業は?」 「ショタコンも唸るキラキラ中学生です☆それよりお巡りさん食べ物ないですか?」 「はいふざけないで。その大きな荷物は?」 「生きるため、自分が自分であるための相棒かな(キラーン)」 「ふぅ、もういい。じゃあ何でこの時間にうろついてるの?学校は?」 少年はうつむき反応しない。 「おい、どうした。答えなさい!」 少年は依然反応しない。 「とりあえず交番まできてもらうよ、いいね?」 警官が腕を引っ張ると少年は口を開いた。 「す…すみません、もう俺無理そうです」 バタッ 力無く少年は歩道に倒れた。
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