アヤセへ向かえ!追いはぎ兎を退治せよ!

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聞き込みを開始して10分後。敬介は偶然ナナミと会った。 ナナミ「敬介さん!」 敬介「ナナミちゃん!そっちはどうだった?」 ナナミ「うん、聞いた話だと、夜中に町を歩いていると後ろから怪しい影が近づいてきて、こんな声をかけてくるの。『その着物、綺麗やなぁ~』って。それで振り向こうとすると、ズバッてやっちゃって!持ち物や着物を盗んでいっちゃうの!」 敬介「俺も同じような話を聞いたな。」 ナナミ「友達の妹がお使いの帰りに追い剥ぎにあったこともあるって。子供たちもあんまり外で遊べないって困ってた…」 敬介「これは、早く解決しないといけないな。」 ナナミ「うん!」 敬介「とりあえずジョーヌとベールと合流して聞いてみよう。」 2人はジョーヌとベールを探すため共に行動することに。 ???「ふっふっふっふ…」 その2人を物陰から密かに監視していた謎の影。謎の影は2人の後ろに縄で止められていた木材に目をつける。その下には子供達が地面に絵を描いていた。 ???「!」 『シュン!』 謎の影がダーツの矢と思われるものを飛ばし、それが木材を止めていた縄をかすり縄を切った! 『ギギギギ…!!』 敬介「?」 ナナミ「え?」 後ろから物音が聞こえ2人が振り向くと、木材が倒れだし、下にいた子供達に向かって落ちていた! 敬介「いかん!」 ナナミ「逃げて!」 ナナミの叫び声で木材が倒れてきたことに気付き子供達が逃げるが、子供の1人が転んで逃げ遅れた! 子供「あ!?」 ナナミ「危ない!!」 とっさに向かっていったナナミが子供に駆け寄り身を挺して庇った! 敬介「くっ!」 だがその時!敬介が走り出し2人の前に立つと・・・ 敬介「はぁ!!」 『ガッ!』 倒れてきた重い木材を受けとめた! ナナミ「!、敬介さん!」 敬介「はぁ!」 ナナミが気付くと、敬介は木材を右隣に投げ捨てて2人を救った。改造人間である敬介だからこそできたのだ。
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