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     遠藤は朝から鬼の形相で仕事を片付けている。  ピリピリを通り越して、稲妻が落ちまくっている地雷地帯のような  緊張感にシステム部の面々はとにかく触らぬ神に祟りなし、と  自分の仕事に集中していた。  今日ばかりは高田も静まり返っている。  お陰でメグのパソコンを叩く手も軽やかだ。  早瀬、と遠藤が呼びつける。  ああ、と早瀬は駆けつけて、相談に乗る。
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