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あたしの敵。それは……
「おーい、彩ー?そろそろ起きろっつーの!お前いつまで寝てんだよ!」
「うっっっさい!もう起きてるもん!」
ドアの外から声を張り上げるコイツ。隣に住む幼馴染みの奏。
小さい頃からずーっと一緒で、幼稚園・小学校・中学校、果ては高校まで一緒になっちゃったもんだから、登下校もずっと一緒だ。
朝、あたしを起こしに来てくれるのもずっと変わらない。あたしにとっての日常。
でもね、最近子ども扱いしすぎだと思うの!
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