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パタンと閉じた携帯を握りしめて、
結局駅に向かって歩き出す。
なんか飲み足りない感じ。
…もうちょっとどっかで飲んで行こうかな…。
そんな事を考えながら歩いてた私の腕を誰かが掴んだ。
「おねーさんひとり?」
振り返った私の目に映ったのは、チャラそうな男。
「ちょっと離してよ。
私そーいう女じゃないから」
腕を振り払おうとしたら、
その男はニヤリと笑って。
「そんな冷たいコト言わないでさぁ。
俺と遊ぼーよ」
腕をギュッと握られて、
男の顔が私にグッと近づいた。
…この男…
なんだか怖い……。
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