帰れない女

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それがしコースを堪能して 店を出て時計を見れば24時。 さすがにこれだけ飲んだあとの電車はキツイ。 一応、駅方向に向かいながらも 俺は加瀬樹里に聞いた。 「樹里さんちってどこ?」 珍しく酔っぱらったのか 頬を赤く染めてる加瀬樹里が 戸惑いながら俺を見て答える。 「あ…タクシー捕まえるから大丈夫」
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