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ゆっくりと立ち上がりながら
真っ直ぐに私を見つめている茶色い瞳。
その瞳がキラリと輝いて
小さく口が動いてる。
『キョウモ、イク』
…え…?
ポカンとしてる私に、
クスっと小さく笑った青山が
踵を返して社員食堂から出て行く。
「青山さん待って下さーい」
追いかけて行く栞ちゃんと
それを追う高本くんの姿を
ぼーっと見つめていた。
そんな私の姿を、
じっと横田さんが
見つめている事になんか
気づかないまま……。
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