1360人が本棚に入れています
本棚に追加
「捕獲」
落ちて来た声に
恐る恐る見上げてみれば
キラリと光る茶色い瞳。
「なんで逃げんの?」
「…はぁ?
べ…別に逃げてなんか…」
「逃げたじゃん」
ニコリと微笑んで
私を見下ろす青山の腕は
しっかり私を抱き寄せていて。
「ど…どういうつもりなのかなって思って」
「言っただろ?
樹里は俺のOnly Oneだから。
ゆーさくがいようと、どうだろうと
俺にはそんなのどーでもいい」
「…意味解んない」
だけど何でかな…?
断る方法が見つからなくて。
最初のコメントを投稿しよう!