気になる男

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「俺、家に寄ってから会社に行くから。 11時頃出勤するけど、 樹里はどーする?」 なんて聞きながら 爽やかにシャツを羽織る青山。 朝方まで揺らされ続けた私は もう少し眠りたくて。 「んー…私も11時出勤にする」 「ん。じゃ9時半頃電話するから。 もう少し眠りな。 鍵はドアポケットに入れておくから」 クシャっと頭を撫でて微笑むと 青山はヒラヒラと手を振りながら部屋から出て行った。 なんだかんだ言っても… 青山は私に優しくて。 肌を重ねている時も 愛しそうに私を見つめてて…。 思い出すだけで 胸がキュンとする。
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