揺るがない男

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優作にはめて貰った 左の薬指に輝くダイヤは まるで手錠のように重たく感じる。 だけど私が犯した罪は これを受け入れる事で 償えるのか… 今の私には正直解らない。 それでも… 私は必死に優作を 受け入れ続けて…。 心にポッカリと開いた穴から 私の大切なものがポロポロと 零れ落ちて行くような気がしていた。
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