第1話

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電話が切れても、私は携帯を握ったままだった。 切る寸前にお礼を言われた。しかも名前まで 他の人は気にしないと思うが、私は違った。 心臓がバクバクして速くなる。 顔に熱が集まる。 そう私、関根 葵 は 幼なじみの龍崎 空 に恋をしている。 小さい頃から、ずっと好きでいつも空の後ろを歩いていた。 空は周りには敏感なのに、自分の事となれば鈍感にチェンジされてしまう。 まるで、マンガの男の子みたい。そう思った でも、それを見ていると何故か構いたくなってしまう。 母性本能がくすぐられると言うか、なんと言うか・・・・・ でも、それも含めて好きになった。 空は割と無口な方で、だけど仲の良い人にはよく話す。 その中に私も入っている・・・・と思う。 よく一緒に勉強したり、買い物にも行く。 だけど、それは幼なじみだから? 幼なじみだとしても、むかしより成長はしたし・・・・・・・・うん、コンプレックスとかあるよ?? 胸とか足とかくびれとか・・・・ けどちゃんと大人の体型にはなっている。 だから、違う目線から見てくれないかなー?? なんて思うけどそんな我が儘な私を許してください――――
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