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電話が切れても、私は携帯を握ったままだった。
切る寸前にお礼を言われた。しかも名前まで
他の人は気にしないと思うが、私は違った。
心臓がバクバクして速くなる。
顔に熱が集まる。
そう私、関根 葵 は
幼なじみの龍崎 空 に恋をしている。
小さい頃から、ずっと好きでいつも空の後ろを歩いていた。
空は周りには敏感なのに、自分の事となれば鈍感にチェンジされてしまう。
まるで、マンガの男の子みたい。そう思った
でも、それを見ていると何故か構いたくなってしまう。
母性本能がくすぐられると言うか、なんと言うか・・・・・
でも、それも含めて好きになった。
空は割と無口な方で、だけど仲の良い人にはよく話す。
その中に私も入っている・・・・と思う。
よく一緒に勉強したり、買い物にも行く。
だけど、それは幼なじみだから?
幼なじみだとしても、むかしより成長はしたし・・・・・・・・うん、コンプレックスとかあるよ??
胸とか足とかくびれとか・・・・
けどちゃんと大人の体型にはなっている。
だから、違う目線から見てくれないかなー??
なんて思うけどそんな我が儘な私を許してください――――
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