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そういって走って来た。
「っふう」
それと同時に肩に重みが……。
「うごっ！」
一体どんな力のかけ方をしたらそんな力強く肩に手を置けるのか知りたいね。
よろめいてる僕、そういえば寝不足で体調が悪いんだった。
「おっと、大丈夫？ 梗介くぅん、ニヤニヤ」
なっ、確信犯か……それにしても乱暴すぎるね。
「もういいよ、一人で行く。なずなは帰ってよ」
わざとらしくなずなに背を向ける。
「ああっ、ごめんごめん！ だから一緒に行こっ？ ね？」
嫌いじゃないけど、むしろこういう、あざといところは好きだ。
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