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気づいていないだけで、世の中はカオスなのである。
ソースは俺の友人。奴自身、色んな意味でカオスだからな。
何故世の中カオスだと断言出来るのか、それは俺が高校に入学してから出会う人物全員がどこかぶっ飛んでいるからだ。
例をだそう。
一人は異世界で魔王をやっているコンビニの店長。
一人は異世界で、その魔王を倒すための指名を背負った勇者はクリーニング屋の店員。
一人は地球を偵察しに来た宇宙人で、夜の東京をハイウェイしてる漆黒のライダー。
一人は最強のサイコキネシスを持った超能力者で、現役女子中学生。
超人じみた身体能力を誇る俺の友人。
と、まだまだ他にぶっ飛んだ奴らはいる。中には地球をどう征服してやろうかと目論む輩もいる。
さて、いろいろと俺の知り合い達の紹介をしてきたが、目的は皆違う物を持っている。
中には世界征服、中にはただ治安の良い日本で暮らしたいと言う奴もいるわけだ。
友人も、友人を守る為に更に強くなると言う強い新年と目標を持っている。
じゃあ俺の目的はなんなのか？ 自分なりに色んな奴と出会い経験してきた中で、明確な目標、目的を見つける事ができた。
それは余りにも単純明快過ぎて滑稽かもしれない。
俺の目的はただ一つ。
一刻も早く普通の人生を送りたい――それだけだ！
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